「オーガニック...」最近よく耳にする言葉ではないでしょうか。ナチュラルなイメージや肌へのやさしさに惹かれて、「試してみたいけれど、どれを選べばいいの?」とお悩みの方も多いのでは?特に40~60代の女性であれば、これまで培ってきたコスメの知識やご自身の肌の変化を踏まえて、より安全性や品質にこだわりたいと思う方もいらっしゃると思います。
しかし実は、「オーガニック...」と呼ばれる製品の中には、たった1種類だけオーガニック成分を含んでいるだけで“オーガニック”をうたっているものも珍しくありません。さらには、法的に明確な基準が設けられていないため、消費者が本当に信頼できる製品を見極めるのはなかなか難しいのが現状です。
そこでこの記事では、わかりやすく、「オーガニックコスメを選ぶ上で絶対に外せない5つの基準」をノーティアの吉原昌子がお伝えしていきます。「オーガニックコスメって本当に私の肌に合うの?」「具体的にどんなポイントを見ればいいの?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

なぜオーガニックコスメが注目されるのか
まずは、そもそもなぜオーガニックコスメがここまで注目されるのでしょうか?
- 肌にやさしい、または優しそうなイメージがある
- 農薬や化学肥料を極力使わず、自然由来の成分をメインに処方されているため刺激が少ない、またはそのよあなイメージがある
- 特に乾燥や敏感肌に傾きやすい40~60代の女性には「肌にやさしい」または優しい気がするという点が大きな魅力。
- 環境への配慮
- オーガニック原料の栽培は土壌や水質への負担が少なく、生態系にも配慮されている。
- 大量の化学肥料や農薬を使わないことで、地球環境の保護につながる。
- 持続可能なライフスタイルへの共感
- 「自分だけでなく、地球や社会にとっても良い選択をしたい」という思いが、オーガニックコスメ人気を後押ししている。
- 製品を通じてフェアトレードや地域活性化を支援しているブランドも多い。
しかしこうしたイメージや本来の魅力がある一方で、「オーガニックコスメ」とひとくちに言っても、その中身や成分・品質はピンキリなのが実情です。
オーガニックに明確な基準がないって本当?
実は、日本では「食品」における有機JAS認証など、ある程度定められたルールがある分野もあります。しかし化粧品分野には法的に定められた“オーガニックコスメ”の基準がまだ存在しません。海外ではECOCERTやUSDAオーガニックなどの厳しい認証基準が用意されていますが、日本国内ではあくまでも“自主基準”という形になっているため、メーカーそれぞれの裁量に委ねられている部分が多いのです。
- 「たった1種類だけオーガニック成分を使っている=オーガニックコスメ」問題
例えば、全成分のうち、ほんの一部だけが有機栽培された植物エキスでも、それを前面に打ち出して「オーガニックコスメ」を名乗っている商品も存在します。
もちろん、まったくの嘘ではないでしょうが、「思っていたよりも自然な成分が少ない?…」と感じることもあり得るわけです。 - パッケージや宣伝文句に惑わされないために
見た目が“自然派”っぽかったり、名前に「オーガニック」や「ナチュラル」と入っているだけで、真にオーガニック製法を貫いているとは限りません。
だからこそ「自分の目でしっかり確認して選ぶ」ことが重要になります。

絶対外せないオーガニックコスメ選びの5つの基準
そこで、初心者の方でも失敗しにくいよう、オーガニックコスメを選ぶときに注目すべき5つの基準をご紹介します。
1. 成分表示をチェック
- どの成分が配合されているか
化粧品は、配合量の多い順番で成分が記載されています。上位にオーガニック原料がどれだけ含まれているか確かめてみましょう。 - 合成香料や合成防腐剤に何が使われているかが多くないか“オーガニック”をうたうなら、これらの合成成分の使用を極力減らしているのか?どんな成分を添加しているのかを知ることです
2. 認証マークの有無
- 海外認証を取得しているか
ECOCERT(フランス)、COSMOS(EU)、USDA(アメリカ)など、厳しい基準をクリアしている製品にはマークがついています。 - 国内ブランドでも独自の基準を公開しているか
日本の自主基準(J-Organicなど)も少しずつ整備されつつあります。ブランド独自でこだわりを明示しているところも多いので要チェック。
3. 使用感と肌との相性
- サンプルやパッチテストで確かめる
天然由来成分が合わないケースもあるため、手や腕の内側で試して刺激がないか確認しましょう。 - “オーガニック=絶対安全” ではない
自然の成分でもアレルギーを引き起こす可能性はゼロではありません。
4. ブランドの透明性
- 公式サイトやパッケージ情報の充実度
どんな生産者や農場から原料を調達しているか、合成成分をどの程度排除しているかなど、開示が丁寧なほど信頼度が高い。 - 製造工程や環境配慮に関する情報
ただ有機栽培原料を使うだけでなく、製造過程でも環境負荷を減らす工夫をしているブランドもあります。
5. 開封後の使用期限・防腐力
- 合成防腐剤が少ないと腐敗しやすい
オーガニックコスメは防腐力が弱い分、開封後の使用期限が短めに設定されていることが多いです。 - 保存方法の確認
冷暗所に保管するなど、品質を保つための工夫が必要になる場合があります。
自分に合った“本物”のオーガニック製品を見つけよう
オーガニック。。。とある製品だからといって肌に優しい、や絶対安全。とは限らない。ということがおわかりいただけましたでしょうか。自分にあった本物のオーガニック製品を見つけましょう
- 「オーガニック成分がほんの少し入っているだけ」では、本当の意味でオーガニックコスメとは言えないかもしれません。パッケージや広告コピーに惑わされず、成分表示やブランド理念、認証マークなどを確認しましょう。
- 法的な定義が曖昧だからこそ、消費者のリテラシーが問われる時代です。自分で判断して選ぶ力を磨けば、より良い製品に出合えるはずです。
- メリットとして、・社会貢献の側面、心地よい香りなど、年齢を重ねた女性にこそ味わってほしい魅力がたくさんあるのも事実です
最後に、オーガニックコスメ選びのポイントをおさらいです
- 成分表示をしっかり確認
- 認証マークやブランドの透明性をチェック
- 合わない成分がないかパッチテスト
- 防腐剤の少なさと使用期限の管理に注意
- 自分の肌に合う使用感か
40~60代の皆さんは、これまでの経験を踏まえて「本当に良いもの」を見極める目を養っていらっしゃるはず。だからこそ、オーガニック…とあっても一層慎重に、だけど前向きに挑戦してみると、新たな美容の可能性が開けるかもしれません。

この記事が、少しでも皆さまのオーガニック製品選びのヒントになれば幸いです。ぜひこの機会に、“自分や環境にやさしいものは何なのか?”に触れてみてはいかがでしょうか。自分自身の髪や肌にとって、そして地球環境や生産者にとっても、より良い選択ができることを願っています。
ノーティアでは天然100%のハーブを用いた頭皮や髪のケアと敏感肌のことを考えた製品を厳選しお肌のケアも提供しております。是非サロンケアもお試し下さい
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