ヘナ染めを続けると白髪ケアになるだけではなく頭皮環境の改善に一役買ってくれる存在なのはご存じでしょうか。特に40代・50代の女性にとって、髪や頭皮の悩みは年齢とともに増えやすいですよね。そこで今回は、なぜヘナ染めを続けると頭皮環境が蘇るといわれているのか、その理由やメリットについてわかりやすくノーティアの吉原昌子がお伝えいたします。髪のハリ・コシが気になる方や、白髪が増えておしゃれをあきらめかけている方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
1. 20年前くらいから徐々に浸透~HENNA~
● 日本で徐々に浸透
ヘナ染めはインドや中東、アフリカなどの地域で古くから伝統的に利用され、近年は日本でも「自然派のカラー」として注目がさらに高まっていると感じます。特に、化学染料にアレルギーがある方や、髪のダメージが気になる方に人気です。
2. 40代・50代の頭皮環境が乱れやすい理由
● ホルモンバランスの変化
40~50代は更年期にさしかかり、女性ホルモンの分泌量が減少することで、頭皮の皮脂分泌や髪の成長サイクルに影響が出やすい時期です。その結果、抜け毛や薄毛、乾燥によるかゆみなどの悩みが増えることもあります。
● 加齢による皮膚の変化
年齢を重ねると、頭皮の水分保持力やバリア機能が低下しやすくなります。頭皮が乾燥してしまうとフケやかゆみが起きやすくなり、頭皮のトラブルが増えてしまうことがあるのです。
● 白髪の増加やヘアカラー頻度
白髪が増えると、どうしてもヘアカラーの頻度が高くなりがちです。一般的なヘアカラー剤にはアルカリ剤やジアミンなどの成分が含まれているため、頻繁に染めるほど頭皮や髪への負担が大きくなります。
3. ヘナが頭皮や髪にやさしいといわれる仕組み
● 化学物質なし
ヘナそのものは天然の粉末なので、一般的な化学染料と比べて刺激が少なく、アレルギーを起こしにくいという特徴があります。ただし、市販の「ヘナカラー」と呼ばれる製品の中には、別の染料が混ざっているものもあるので、購入時は成分表をしっかり確認するのがおすすめです。
● 髪に絡みつく性質
ヘナの色素は、髪の内側まで深く入り込むというよりは、主に外側を絡みつくように染めつけます。このコーティングが髪を保護し、ハリやツヤを与えてくれるのです。また、保湿効果や抗菌作用があるともいわれ、頭皮にもやさしいとされています。
4. ヘナを続けることで得られる5つのメリット
ここでは、40代・50代の女性がヘナ染めを続けることで得られる具体的なメリットを5つご紹介します。
4-1. 白髪ケアと頭皮ケアを同時にできる
ヘナ染めは髪をカラーリングするだけでなく、頭皮環境を整える役割も果たします。化学染料のような強い刺激が少ないため、頭皮トラブルのリスクを減らしながら白髪を染められます。
4-2. ダメージを抑えながらツヤ髪へ
髪のキューティクルをコーティングする作用があるため、続けるほどにハリやツヤを実感しやすくなります。特に、細毛や軟毛でボリュームが出にくい方にはうれしいポイントです。
4-3. 頭皮トラブルの軽減
ヘナには、抗菌作用や頭皮をすっきりさせる作用があるといわれています。フケやかゆみ、ベタつきといった頭皮トラブルを感じている方が、ヘナ染めを続けた結果「調子が良くなった」という声も多くあります。
4-4. ナチュラルな色味を楽しめる
白髪が多い部分は明るいオレンジやブラウン系に、黒髪部分はやや深みのある色味に染まるので、自然でやわらかな仕上がりになります。真っ黒にベタ塗りしたくない方や、あえてハイライトのようなニュアンスを楽しみたい方にもおすすめです。
4-5. 継続するほど色が安定しやすい
ヘナ染めは、染める回数を重ねるほど色が定着しやすくなり、深みが増していく特徴があります。最初は「ちょっと明るすぎるかも…」と感じても、数回染めるうちに落ち着いた色合いに変化していくため、長期的に楽しめます。
5. 失敗しないヘナ染めの基本手順
ヘナ染めに興味はあるけれど、「やり方がよくわからない」「なんだか面倒そう」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。実は、基本的なステップさえ押さえれば、意外と簡単にヘナ染めを始めることができます。
5-1. 道具を準備する
- ヘナ粉末(純度が高く、添加物の少ないものがおすすめ)
- ビニール手袋・ラップ・タオル・ヘアクリップなど
5-2. パッチテストを行う
化学染料より刺激が少ないといわれるヘナですが、まれに肌トラブルが起こる可能性はゼロではありません。初めて使う場合は、腕など目立たない場所でパッチテストを行いましょう。
5-3. ペーストを作る
- ボウルに適量のヘナ粉末を入れる
- 50~60℃ほどのお湯を加え、ヨーグルト状になるまで混ぜる
- 30分~数時間、まる一日...必要に応じて寝かせる(より深く染めたい場合)
5-4. 塗布と保温
- 髪をいくつかのブロックに分け、根元からしっかりペーストを塗ります。
- ラップやシャワーキャップで全体を包み、タオルなどで保温します。放置時間は1~3時間が目安ですが、お好みで調整してみてください。
5-5. 洗い流し
- ぬるま湯やお湯だけで丁寧にすすぎます。
- シャンプーは使わなくてOK、あるいは控えめにするほうが色の定着が良いとされています。
- ドライヤーで乾かした後、1~2日かけて色が徐々に落ち着き、最終的な色味が確定します。
6. よくある疑問Q&A
Q1. 「ヘナ染めはオレンジ色になりすぎない?」
白髪が多い部分は確かに鮮やかなオレンジに発色しやすいですが、数回染めることで落ち着いていくケースが多いです。さらに、インディゴ(ナンバンアイ葉)を混ぜることでブラウン系や黒系に近づけることもできます。
Q2. 「ヘナをやめたら髪色はどうなるの?」
ヘナ染めが徐々に落ちた後は、通常の髪色や白髪に戻ります。完全に色素が抜けるまでには個人差がありますが、最初のうちは毛先にほんのりオレンジの残りを感じることがあります。
Q3. 「化学染料と混ぜても大丈夫?」
基本的には問題ありませんが、同時に使うと化学成分同士の反応が起こり、予想外の色味が出るリスクもあります。別々に時間を置いて行うか、専門家に相談するのがおすすめです。
Q4. 「ヘナを扱うのは難しい?」
ペースト作りや放置時間など、最初は少し手間がかかるかもしれません。慣れてしまえば特別に難しい工程はなく、むしろ自宅でヘアエステ感覚を楽しむ方も多いです。
7. まとめ:ヘナで頭皮環境を整え、輝く髪を育てよう
40~50代の女性にとって、白髪や頭皮の乾燥・トラブルはどうしても避けられないもの。しかし、ヘナ染めを上手に活用することで、頭皮環境の改善と白髪染めを同時に叶えることが可能です。天然成分ならではのマイルドな使い心地と、続けるほどに増すツヤ感は、大人女性の心強い味方になってくれるでしょう。
- ポイントをおさらい
- ヘナは植物由来で頭皮にやさしく、白髪ケアも可能。
- ダメージケアやハリ・コシのアップなど、髪にもメリットが多い。
- 最初はオレンジが強く出る場合もあるが、回数を重ねると落ち着いていく。
- パッチテストや正しい手順を守れば、失敗リスクを大幅に減らせる。
自分の髪の状態やライフスタイルに合わせて取り入れれば、ヘアカラーの時間がただの作業ではなく“頭皮ケア”や“癒しのひととき”になるはずです。ヘナを続けて、健やかな頭皮環境と輝く髪を手に入れてみませんか?
ヘアケアの悩みを抱える40代・50代の皆さんが、毎日のスタイリングやおしゃれをもっと楽しめるよう、少しでも参考になればうれしいです。次回のカラーリングを検討中の方は、ぜひヘナ染めも候補に入れてみてくださいね。
サロンでヘナやハーブを体験したい方は是非ノーティアへお越しください(⌒∇⌒)
あなたにあったヘナハーブケアをお伝えいたします★
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