サロンオープン時の私のストーリー

45歳のある日、私はこれまでの人生の中で大きなことを決めました

「働く側にもお客様にも優しい環境で、自分が理想とするサロンを自らの手で築きたい」

しかしそのことを決めるに至るまでの道のりは決して華々しくもなく希望に満ちているというものではありませんでした

アラフォーの私

30代半ばから40代前半だった当時、

私は3人の子育てに明け暮れていました

日々の生活に追われながらも、わが子の成長は嬉しく喜ばしくもあり、子供たちの将来ばかりを考えていました

そんな頃、

「少し子育ても落ち着いかたら、念願の夢だった サロンやってみたら?こんなチャンスもうないよ」

主人からの提案でした 

その時すでに40代 ブランクもあり

美容のトレンドもわからず 体力への不安も重々感じ

「こんな私が?」

「できるわけがない」

「今さら無理でしょ」

そんな思考の自分がすっかり出来上がっていました

復職以前に 自分自身に対する信頼をすっかり失っていたからです

しかし、その気持ちとは裏腹に

「もう一度仕事に復帰したい」「まだ諦めたくない」そんな思いもありました

その絡み合った思いを払拭させたい思いから 

私は せっかくもらった主人からの提案、独立話を保留にし

美容サロンでアルバイトとして働くことにしました

「この年齢で雇ってもらったんだからしっかり応えよう」そういう思いでした

しかしながらそこでは

様々なことで厳しい言葉を投げかけられる事も多く、年齢も相まってか些細な言葉で響くようになりました

まもなくして

そのサロンに行くと緊張のあまり

声がでなくなる 手が震える 息苦しくなる その人の前にいくと硬直する

そんな異変が現れるようになりました

「病院でもいったら」  

とある日 そんな言葉を投げかけられました

私の挙動がおかしかったのは事実

けれども

私のことをわかろうともしないこの人になぜそんなこといわれければいけないのか?

その無神経なことばに

私は怒りを覚えました

何かがプツンと切れた瞬間でした

その後

そのサロンは辞め、以後その異変に見舞われることはなくなりましたが

今でも思い出すだけでも具合が悪くなってきます

しかしこの苦い経験により

じゃあ、自分はどうしたいのか?

どう自分の人生生きていきたいのか?

ということに  ようやく気づくことができました

そして

ずっと眠っていた情熱を再び燃えあがらせてくれる点火剤となり

私には 自分が理想とするサロンを自らの手で築いていくしか道はない

と 決心することができたのです

私の45歳は人生の中のひとつのターニングポイントでした

この時の経験で学んだことは

年齢には関係なく

ネガティブな感情であろうがポジティブな感情であろうが

「心が動く瞬間から変化が生まれる」

ということです

人それぞれにターニングポイントがあり

それぞれに それぞれの人生の場面でのストーリーがあります

わたしの一部のストーリーが

読んでくださった皆さまの

自分のターニングポイントって?

自分はどう喜んで、どう悔しい思いをして…

そんな

人生の振り返りや、今何か思い残すことはなかったのか?の原動力となりましたら幸いです

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